脱毛をする際、サロンやクリニックに通う以外にも、家庭用脱毛器を使用し脱毛をする、という選択肢もあります。家庭用脱毛器は自宅でいつでも脱毛でき、とても便利です。一方で、効果や安全性といった不安もあると思います。
この記事では、家庭用脱毛器の種類や効果について解説します。
家庭用脱毛器の種類
家庭用脱毛器とは言っても、さまざまな種類があります。家庭用脱毛器の主な種類とその特徴について説明します。
- レーザー式
毛根にあるメラニン色素に反応するレーザー光を使用します。
レーザー光は確実に毛母組織にダメージを与えるので、家庭用脱毛器の中でも脱毛効果は一番です。
実際にクリニックやサロンで使用されているものよりも、素人でも安全に使えるように出力を落としてあるので、効果が高いながらも安全に使用できます。適度な脱毛サイクルを繰り返せば、個人差はありますが、大抵の人は2〜3ヶ月で脱毛効果を実感できます。
ただ、効果が高い反面、そのパワーの強さゆえに、家庭用脱毛器の中で痛みも最も強いです。
- フラッシュ式
クリニックやエステで主流となっているのが、このフラッシュ式です。レーザー式と脱毛メカニズムは一緒ですが、使う光の種類が異なるためフラッシュ式と呼ばれています。距離を離すほど広がりやすい光であり、レーザー光より毛母細胞へのダメージが大きくないため、ほとんど痛みはありません。また、痛みがあったとしても、レーザー光に比べると格段に痛くないようです。
その分、脱毛効果としてはレーザー光に劣ってしまいます。
広範囲での照射が可能なため、すねや腕や背中といった広範囲での脱毛に向いていると言えます。
- サーミコン式
サーミコン式では、熱で毛を焼き切ることで毛をなくします。そのため毛母細胞への攻撃はほとんどなく、正確には脱毛とは呼べません。
ただし、生えている毛を今すぐになんとかしたい!という時にはピッタリです。
熱で焼き切るとはいっても、素人が使用しても安全なように設計されているので、使用方法を間違えなければ、やけど等の危険はありません。
カミソリなどの自己処理では荒れてしまう肌も、この脱毛器を使用すれば肌を痛めることなく処理することができます。
家庭用脱毛器のメリット・デメリット
メリット
- こっそり脱毛できる
- 自宅で好きな時間に脱毛できる
- 痛みが少ない
- 初期費用が安い
デメリット
- サロンやクリニックに比べて効果が出にくい
- 使い方次第では肌トラブルが起きる
- VIOや背中などは手が届かない、また使用できないものもある
- 効果に満足できるとは限らない
- 照射漏れしやすくムラが出る
使用時の注意点
家庭用脱毛器でのトラブルの多くは、誤った使用法による肌トラブルが最も多くなっています。
市販されている脱毛器の多くは医療用のものとは異なり、家庭でも安全に利用できるようになっているものの以下のようなトラブルが起こってしまいます。
肌トラブルの例:火傷・毛穴の炎症・肌の色素沈着
これらのトラブルは誤った使用で引き起こされるケースがほとんどで、脱毛器自体によるケースは多くありません。
また、家庭用脱毛器のほとんどが、出力を自分で決めることができます。効果を出したいがために、いきなり高い出力で使用しがちですが、このような使用方法はトラブルの原因となります。そのため、低出力で適度な使用頻度を保ちながら、気長に脱毛するようにしましょう。
家庭用脱毛器の効果は?
サーミコン式脱毛器は、毛を生やす細胞にダメージを与える方法ではないため、抑毛効果はありません。繰り返し処理する必要があります。
フラッシュ式・レザー式脱毛器は毛を生やす細胞にアプローチできるため、抑毛効果は期待できます。しかし、家庭用脱毛器は安全性を考慮して出力が弱いため、効果は一時的なもので照射を止めると元通りになる可能性があります。
まとめ
結論としては、しっかりと脱毛効果を得たいなら、サロンやクリニックでプロに任せるのがおすすめです。
また、家庭用脱毛器の価格相場は4万円〜10万円もするため、家庭用脱毛器を購入するよりサロンやクリニックで脱毛を受けた方が効率的でコスパもよいと言えます。
これから脱毛したい!と考えている人はどの方法が自分にベストなのか、しっかりと考え決断することが大切です。
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